今日からできる! お客様の目をひくPOPの作り方
店販商品の紹介やサービスの説明など、美容院にとってPOPは大切な販促ツールです。でも、「たくさんPOPを書いているのに、お客様の反応がないんです……」なんて声は少なくありません。実はお客様に見てもらえるPOPを作るには、ちょっとしたコツが必要です。
今回のコラムでは、お客様の目をひくPOPの作り方をご紹介します!
まずはPOPのNGを知ろう!
〜こんなPOPを書いていませんか?〜
●商品名と写真を大きくドーン! と書いて、特徴や商品情報が小さくちょっとだけ…。
インパクトはありますが、せっかくお客様がPOPを見ても、商品名と値段しか伝わりません。
●商品の魅力をたっぷりアピールしたつもりが、POPいっぱいに文字がびっしり!
文字量が多すぎると、見づらいため読んでもらえなくなってしまいます。また、いったい何が魅力の商品なのか、伝わらないことも……。
●写真やイラストでカラフルに! 派手すぎて何が書いてあるのかわからない?
イラストや写真を使った楽しいPOPも、やりすぎるとわかりにくいものに。複数のイラストや写真を使う場合は見やすさを心がけてください!
●おしゃれなはずが… 文字の色が薄い or 線が細くて読みにくい!
可愛いペンや色鉛筆で描かれたPOPに多いのが、文字の色が薄く、線が細くて読みにくいというもの。文字はちょっと離れても読めるようにしましょう。
POPを作ろう!実践編
レイアウトを工夫して見やすいPOPに
POPは「ぱっと見て、すぐに内容がわかる」ように作ることが大切です。ポイントは「文字や写真の大小に差をつけること」。文字や写真の大きさを上手に調整できるとそれだけで見やすくなります。
キャッチコピーやアピールしたい内容、商品写真などは大きく、その他は読みやすいサイズにして、商品名や値段は商品の写真やイラストの横にさりげなく書くようにしましょう。
また、難しい漢字はひらがなにしたり、英語などに小さく読み方を書くと、わかりやすくなりますよ!
キャッチコピーでお客様の心をつかみましょう!
人は短い言葉であれば「読もう」としなくても目に入っただけで内容が理解できるといわれています。そのため、お客様が気になる言葉や商品の特徴などを約30文字ほどのキャッチコピーにすると、POPを見てもらえる可能性もぐっとアップします。
キャッチコピーを考えるなんて難しそう…と心配しなくても大丈夫です!ちょっとしたアイデアの出し方をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
①商品の特徴をいくつかピックアップして、アピールポイントを考える
商品の良い点やキーワードを出し、その言葉をもとにお客さんにアピールできる言葉を考えてみましょう。
(例)トリートメントのPOPを作りたい
→効果をたくさんピックアップ(傷みやパサつきを改善/保湿力がある/艶感 etc )
→アピールポイントを決める 「これは特に保湿力のある商品だ!」
→保湿力がアピールできる言葉って何だろう……?
【キャッチコピー】 CM級のうるつやな髪に! 当店の保湿力NO.1
②ターゲットを絞って、その人に向けた言葉を考える
例えば、パーマをかけた人、髪の傷みが気になる人…お客様の悩みが異なれば、ケアの方法や紹介する商品は異なります。POPを書くときは、お客様に説明するつもりで考えてみましょう。
商品の説明ってどんな内容を書けばいいの?
商品の特徴やおすすめポイントなどを書きましょう。具体的なエピソードや実際に使用した感想、プロの視点からのコメントなどを入れると、よりお客様の興味をひくことができます。また、スタッフの名前や写真を入れると、情報への信頼感を高めることができます。
(例)
スタイリスト美容子が選ぶ! おすすめスタイリング剤
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パーマのスタイリングはコレ!
③ショートやボブの方に!
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目をひくPOPはコミュニケーションにも役立ちます
POPが完成したら、実際に置いてみて、お客様からどう見えるかチェックしてみましょう。担当するお客様の席に自分が書いたPOPを置いたり、その日のメニューに関連する情報が書かれたPOPをさりげなく紹介すると会話のきっかけにすることもできます。コツをつかんで、お客様の反応がもらえるPOPを作りましょう!
2017年9月19日|店販アイデア