美容室の期待値を上げる!スタッフ写真の撮り方のコツ
美容室のチラシやリーフレットにスタッフ写真を載せることがあります。
はじめてのお客様にとって、スタイリストさんやアシスタントさんの顔が事前に見れることは、安心して予約を取れるポイントのひとつとなりますよね。最近はスマートフォンのカメラでも十分きれいに撮れるので、写真の準備にも手間がかかりません。
ただし注意も必要です。適当に撮ったスタッフ写真をチラシに載せ、それが不ぞろいだったり、野暮ったさがあったりすると、かえって悪印象を与える場合もあります。
「この美容室に行ってみたい」
「センスの良さそうなサロンだな」
とお客様に思っていただけるような写真にしたいですよね。
そこで今回は、期待値を上げるスタッフ写真の撮り方のコツをご紹介します。
基本中の基本ですので、ぜひここだけは押さえておいてください!
1.自撮りはしない
ひとり経営をされているサロンさんでは、パッとできる自撮りが気軽でいいかもしれませんが、自撮りがわかる写真は良い印象を与えないのでやめましょう。わかりやすい自撮り写真の特徴として、次のような写真があります。
・手を伸ばしているのがわかる
・あごが上がり気味
・あごを引き過ぎ
誰かに撮影を頼むのが一番ですが、ひとりでやるしかない場合はタイマー撮影機能を利用しましょう。これならカメラから適度な距離をとれ、自然な写真を撮ることができます。
2.背景にこだわる
●スッキリした場所で撮影する
背景が雑多な写真だとスタイリストの魅力が半減してしまいます。
ポスターなどを貼っていない、広い壁を背景にするとキレイに撮りやすくなります。
「うちの美容室にそんな壁はない!」
という場合は、商品や資材、雑誌やBOXティッシュなど、生活臭の漂うものが写り込まないよう可能な限り配慮してください。背景をぼかした撮影が可能ならそれも良いですね。
また、サロン外でロケをするのもひとつです。屋外撮影の場合は、周囲の人の迷惑にならない場所選びに注意してください。(屋外撮影は天候などにより撮影テクニックが必要となります)
●スタッフ全員が同じ場所で撮影する
複数のスタッフがいる場合は、同じ場所で撮影してください。撮影する場所が変わると、光の加減、色味、コントラストなど様々な条件が変わってきます。並べてみると統一感がなく、ひどいときはチラシ全体の雰囲気を壊してしまうこともあります。
あえて場所を変えてオシャレにみせる方法もあるのですが、高度なセンスが必要になりますので初心者にはおすすめいたしません。
3.撮影距離を統一する
複数のスタッフを撮影する場合は、被写体からカメラマンまでの距離を統一しましょう。バストアップ写真が並ぶなかに、ひとりだけ顔面アップだと強烈な印象を与えます。サロンとしてもセンスがなさそうと思われかねません。
チラシの作成現場では、もし撮影距離の違う写真しかないときは、一番距離の近い写真に基準をあわせることが多いです。その場合、他の写真を拡大してアップにするのですが、写真の解像度が低いと粗くなってしまいます。キレイにしてくれる美容室のスタイリストさんの写真が粗いとちょっと不安になりますよね。
4.タテ・ヨコそろえて撮影する
撮影する時は、カメラを縦向きにするか横向きにするか決めておきましょう。人によってタテ・ヨコが変わると、前述の距離感と同様に、並べた時の統一感を出すのが難しくなります。
大抵は写真をトリミングすることで調整できますが、なかにはどうにもできないことも…。距離感を近い方に合わせるため、顔のアップ具合が高まることもあります。顔のアップはNGというスタッフさんもいらっしゃいますので、そこは尊重してあげてください。
↑こちらは撮影距離が統一されていない例
センスの良いスタッフ写真で新規のお客様に好印象を
チラシに使用するスタッフ写真を魅力的に撮るコツをご紹介しました。
・自撮りをしない
・背景にこだわる
・撮影距離を統一する
・タテヨコそろえて撮影する
この他、チラシ用、web用など多方面で使いやすい写真にするには、アップで撮るより少し引き目に撮っておくといいですよ。
ヘアモデルの仕上がりを見てもらうのも大事ですが、美容室はあなたとお客様が向き合う場所。お客様が「この人に切ってもらいたい」と思えるようなスタッフ写真の撮影にぜひ取り組んでみてくださいね。
2019年5月21日|美容院の販促