リピーターを生む美容室の名刺、4つのアイデア
美容室で初めてのお客さまにお渡しする名刺。ちょっとした工夫を加えることで、想像以上に力強い販促ツールになることをご存知ですか?次回来店のきっかけ作りやお友達紹介など、リピーターづくりや新規来店促進に使える名刺の最強活用テクニックをご紹介します。
名刺であなたを記憶に残す。顔写真や似顔絵をいれて。
あなたが強力なキャラクターの持ち主でない限り、初めて来店されたお客さまに、一度会っただけの美容師の顔を覚えてもらうのはなかなか難しいもの。でも手渡された名刺に顔写真が入っているだけで、お客さまはあなたのことをずっと思い出しやすくなります。
お客さまにとっては、覚えていない(=知らない)美容師さんよりも、思い出せる(=知っている)あなたの方が、安心感がわくと同時に、リピートにも繋がりやすいのです。
どうしても写真に抵抗があるなら、似顔絵でも大丈夫。イラストは好きなように描けるので、あえて自分の特徴を強調したり、似ている動物の顔にしてしまうなど、工夫をこらし、徹底的にお客さまの記憶に残すという作戦もあります。
プロフィールも入れておけば、会話のネタにも。
さらに、名刺はあなたがどんな美容師なのかをアピールするのにちょうどいい機会でもあります。最初のご来店時に、自分のことをペラペラ話すのも不自然ですし、こんなことが得意ですと売り込むのもわざとらしい。でも、名刺なら自然にアピールできるのがいいところです。
プロフィールの内容で気をつけたいのは、自分が得意な技術やサービスを具体的に書くことです。たとえば、
「ブローだけでまとまるカットが得意です」
「ヘッドスパ、マッサージの心地良さに自信あり!」
「オフィスになじんで、オシャレに見えるスタイルはおまかせ」
「白髪を目立たせず、キレイに染めます!」
など、対象となるお客さまにぴったり合った内容なら、さらに効果的。プロフィールの種類を何パターンか用意しておいて、お客さまに合わせて渡すのも効果アリです。
また、出身地を書いておくと、地元ネタで盛り上がる可能性も高いのでおすすめです。誰でも、共通点のある相手に人は好感を持ちやすいので、会話のきっかけにもなります。
名刺と一緒に、今後3ヵ月のカレンダーを添える。
さり気なくカレンダーを渡すことで、お休みの日をお知らせできると同時に、次回予約の目安もご案内できます。
「今日はカットとカラーをされたので、この頃になると根元が気になってくるかもしれません。今ならまだ、ご希望の時間をご予約することもできますが、いかがですか?」
次回の予約がとれたら、忘れないようにその場でカレンダーに記入してお渡ししておきましょう。
そのままお友達紹介カードにも使える名刺に。
女子同士は、美容室に行ってきた友人の髪型もしっかりチェックしているもの。素敵なスタイルなら、すぐに「どこの美容室でカットしてもらったの?」となります。
そんなとき、名刺の裏面が紹介カードになっていたら、こんな人に施術してもらったというのが一目瞭然。おまけに女子トークに花が咲きそうな内容も盛り込んであれば、点数アップ!お客さまのお友だちに渡してもらいやすくなると同時に、指名される確率もアップします。
名刺は小さくても立派な販促ツール。どんどん活用しましょう!
いくつかアイデアをご紹介しましたが、名刺は美容師であるあなたの顔であると同時に、立派な販促ツールです。普通のチラシやお友達紹介カードは簡単に捨ててしまう人でも、受け取った名刺は何となく捨てづらいもの。
あなたを上手く売り込めそうなアイデアを試しながら、どんどん活用してみてください。
2015年8月7日|美容院の販促