美容師さんの手配りチラシが楽しくなるコツ
手配りチラシ(ハンディング)の経験がある美容師さんは多いですよね。手配りチラシは、その場所を歩く人に直接アピールできる効果的な販促方法。美容室の新規オープンやキャンペーンの時におすすめですが、その集客効果はチラシの配り方で大きく変わります。
「手配りチラシはなかなか受け取ってもらえないし疲れる」
「嫌な顔されるし憂鬱だ」
そんな美容師さんにぜひ読んでもらいたい!
手配りチラシが効果的に楽しくできるコツをご紹介します。
適度な距離感、差し出し方で
手配りチラシをなかなか受け取ってもらえず、街頭に立つ日数・時間が長くなるほど美容師さんも疲れます。そこでまず工夫したいのがチラシの渡し方です。チラシを渡す相手との距離感、差し出し方を意識するだけでも受け取ってもらえる率がグッと上がります。
向かってくる人が見えても、距離が3mに近づくまでは見ないフリ
人の流れが少なくなると、遠くからこちらに向かってくる人が見えます。もちろん相手にも手配りしているあなたが見えています。このとき、歩行者が近づいてくるのを見て待つのは禁物。なぜなら「待ち構えている感」が出るからです。人は自分がターゲットにされているとわかると不快に感じ、あなたを避けて通ろうとしてしまいます。
腕を90度曲げるだけで受け取れる距離
よほど魅力的な内容や粗品でないと、手を伸ばしてまでもらってはくれません。立ち止まってもくれません。お客様が余計な動きをせず、歩く流れのなかで自然に受け取れる渡し方を心がけましょう。
お腹から胸の前20cmあたりに差し出す
本当は左腕または右腕の前に差し出すのがベストですが、どうしても渡したい時の裏技があります。それは、相手のお腹から胸あたりの前20cmにチラシを差し出す方法。体の大切な部分が集まっている胴体の前に何かを差し出されると、人は防御するためについ手が出て取ってしまうのです。
ただし、この裏技は不快感を与えてしまうリスクもあるので注意が必要。近づき過ぎて相手の歩みを止めたり、チラシが触れてしまわないように気をつけましょう。
何を配っているかアピールする
手配りチラシで一番大切なのは「声かけ」です。
歩行者はあなたを見つけると「何か配ってる。何かな」と考え、何でももらう、粗品であればもらう、もらわないの3パターンに分かれます。美容室のチラシの場合、普通に配っているだけでは「何でももらう人」しか受け取ってくれません。
そこで、より多くの歩行者の気を惹くために必要なのが「声かけ」なのです。
手配り中の声かけでよく聞くのは「おはようございます」「お願いします」など。これらの挨拶も悪くはないのですが、歩行者の警戒を解くことはできません。歩行者が知りたいのは「何を配っているのか」「もらって得なことがあるのか」です。この2点をアピールすることで、内容に興味のある人にチラシを手渡しでき、結果としてより効果的な集客につなげられるのです。
手配りチラシにおすすめの声かけ例
・明日オープンする美容室のお知らせです!
・○○にオシャレな美容室がオープンします!
・お得なクーポンをお配りしています。
・人数限定のクーポンです!
・年に1度の○○キャンペーン開催中です。
・新しい○○のサービスを始めました。
・今なら特別価格で○○ができます。
あなたの手配りチラシで集客力をアップ!
前述のポイントを踏まえれば、チラシを受け取ってくれる人が確実に増えて、手配りへの憂鬱さもなくなります。加えて言うなら、手配りチラシを楽しくするのはあなたの気持ちです。
手配りチラシには、あなたの美容室の素晴らしさ、とっておきの情報が詰まっていますよね。そんな素敵な物を配っているんだという自信を持ちましょう。そして美容室の代表として、街頭でパフォーマンスをしているという意識。チラシを受け取ってくれなかった人は、ものすごく損してる!と思うこと。これらを意識することで手配りが断然楽しくなり、集客効果もグンとアップするでしょう。
明日からぜひトライしてみてください!
2016年5月7日|美容院の販促