新規客を増やす、美容室の店頭販促3ステップ
美容室の新規集客に使う販促といえば、思い浮かぶのは折込みチラシ、手配りリーフレット、ポータルサイトなどですね。いずれも効果的な手段なのですが、忘れてはいけない基本的な販促があります。それは店頭販促。
美容室を選ぶ基準で「家から近い」ことが上位に挙げられることも多いように、美容室にとって地域のお客様は大切な存在です。お客様は、近所に良い美容室があればこれほどラッキーなことはないはず。
ですから、近くに住まれている方に、あなたの美容室の存在をきちんと知らせてあげる工夫から始めます。美容室の前をたまたま通った人にアピールできているかどうかで、新規のお客様に出会える可能性は確実に広がるのです。
今回は、新規のお客様が増える店頭販促の3ステップを紹介します。まず基本の店頭販促を工夫して、新規集客アップにつなげましょう。
1.歩行者目線をチェック
まずはあなたの美容室を外から見てみましょう。前の通り、向いの通り、東西南北あらゆる方向からお店の前を通り過ぎてみてください。誰が見てもそこに美容室があるとわかる店構えでしたか?
よくあるのは、店内がほぼ見えなかったり、オシャレすぎる、2階や奥まった場所に入口があると見落とされがちな状態。ちょっとわかりづらいかもと感じた時はチャンスです。今すぐ見つかる美容室作りにとりかかりましょう!
A型看板を置く
店頭販促の鉄板である看板を置く。形は様々ありますが、A型看板が手軽で人気です。中でも黒板タイプがオシャレでおすすめ。黒板は簡単に書き直しができるので、いつでも好きなタイミングで伝えたいことを書くことができます。手描きPOPが得意な人はぜひチャレンジしてみてください。
ただし欲張って細かく書き過ぎると、オシャレでなくなるどころか読んでももらえなくなるので気をつけて。
垂れ幕を設置する
歩道からのアイキャッチが抜群に良いのが垂れ幕です。なんといってもその大きさ、宙にぶらさがった3D感にはついつい目がいってしまいます。
既製品の垂れ幕もありますが、どこにでも馴染みやすく作られていることが多いので目立たないかもしれません。
美容室のコンセプトに合っていながらもインパクトのあるデザインは、店舗とそのまわりの景色によって異なりますので、オリジナルデザインの垂れ幕をおすすめします。
2.お客様目線のプライバシーに配慮したレイアウトに
どう見ても美容室とわかる店構えにホッとしている方に、お客様目線でもうひとつチェックしてほしいポイントがあります。店内が見え過ぎていないかどうかです。
大きい窓や全面ガラス張りの美容室でときどき見かけるのが、施術中のお客様の顔が見えるお店です。外から楽しそうな様子がわかって良いのですが、同じように自分も外から見られるのかと想像すると、入店を躊躇するお客様も多いんです。大きなガラス面にはスモークを貼ったり、セットイスの配置変更、植物を配置するなどして、お客様のプライバシーが守られるよう工夫しましょう。
3.リーフレットで新規のお客様を誘う
美容室だと気づいてもらえる店構えができたら、次はお客様を店内へと誘導する工夫も。
初めての美容室に行くことは、誰もがドキドキする瞬間です。知らない美容室を見つけた時に考えるのは「店内の雰囲気はどうだろう」「高いのかな」「美容師さんはどんな人かな」といったことです。ちょっと気になるけど何も知らないから不安だし緊張もします。
やっぱりいつもの美容室でいいや…。
そう思わせないためのひと工夫!価格やコンセプト、美容師さんやお店のことがよくわかるチラシやリーフレットを置いて、自由に取っていけるようにします。看板にかけるなど、少し入口から離れて置いておくと取りやすくなります。さらに、リーフレットを入れているケースに、小さく「ご新規様特典あります!」とひとことを添えておけばお客様の「気になる度」は急上昇するでしょう。
リーフレットを手にとってもらえれば、お客様はカバンに入れて自宅まで連れて帰ってくれます。お客様のご自宅であなたの美容室をアピールできるなんて、こんなにうれしいことはありません。
地域住民に愛される美容室へ
そこにあなたの美容室があることを認知してもらって、プライバシーの不安をなくし、ここでの施術をイメージして安心してもらう。この3ステップが新規集客につながる店頭販促の基本です。
まずは第1歩、見つかりやすい美容室になります。広告だらけの外観はよくないですが、お店の雰囲気を保ちつつ、美容室だとアピールできる店舗を作りましょう。そして地域の皆様に愛される美容室を目指しましょう。
2016年2月16日|美容院の販促