美容院の集客チラシに必須、5つの鉄板情報
美容室の販促チラシに「スタッフ」と「技術力」をアピールするだけで、集客力を格段にあげられます。
と言うのも、東急電鉄が2014年に行ったアンケートでは、美容室をのりかえる理由の1位は「担当スタイリストがいなくなった」。2位は「納得のいくヘアスタイルにならなかった」と続くから。つまり、スタッフと技術力が、美容室来店の大きな動機になっているのです。
今回は、お客さまに安心感を抱いてもらい来店につなげる、スタッフの情報と技術力をチラシに掲載する5つのコツを紹介します。
1.チラシにスタッフの経歴と受賞歴を載せて、技術力をアピール
チラシを見てくれた方に、あなたの美容室の技術力を確実に伝える方法は、スタッフの実績とコンテスト受賞歴を載せることです。
しかし、詳しく書けば良いというわけではありません。チラシに掲載できる情報量には限りがあるので、基本的には肩書と経験年数で十分です。そこに加えるとしても、カットのこだわりや得意とするヘアスタイルなど、一言添える程度で構いません。
さらに、チラシに肩書やコンテスト受賞歴を載せることは、技術力をアピールできる以外のメリットも期待できます。それらテクニック関連の情報から、優れた美容師のいる素晴らしい美容室、と自動的に想像してもらえる可能性があるのです。これは、目立った特長に影響されて、直接関係のない部分も高く評価されるという、心理的効果の「ハロー効果」が関係しています。
2.あなたの美容室のスタイリストを掲載して、安心感をプラス
優先的にお客さまが知りたいのは、お店の雰囲気よりも誰に切ってもらえるかです。チラシ上でこれらの情報を明らかにして、安心してもらいましょう。スタイリストの写真と名前を掲載しておけば、指名できる環境も整えられます。
また、お客さまはスタイリストの髪型とファッションからも、美容室の雰囲気やカットのセンスを想像します。掲載する写真は、あなたのお店がメインのターゲットにしている客層に受けそうな格好をした写真がオススメです。
3.イメージモデルだけでなく、実例を載せて興味を持たせる
あなたの美容室の雰囲気がわかるイメージモデルの写真をチラシに大きく載せるのもいいですが、あわせて、実際にお店でカットしたヘアカタログを載せるのも効果的です。
得意としているヘアスタイルをアピールできるだけでなく、この髪型なら再現してもらえるのだとお客さまは安心され、興味をもってもらえます。
また、お客さまからすると、理想としている髪型が載っていれば大助かりです。「チラシの髪型にしてください」と言えば済むので、要望を伝えるのが格段にラクになります。
何を載せるか迷ったら、あなたのお店で人気だったり、最近の流行だったりする髪型のカタログを使いましょう。
4.リピート率、お客さまの声といった客観的な評価で説得力アップ
リピート率や予約件数などの数字や、他のお客さまの声がチラシに載っていると説得力は驚くほどアップします。なぜなら、お客さまはあなた自身のオススメよりも、客観的な評価を信じやすい傾向にあるからです。
声を集めるために改めてアンケートをとるのもいいですが、日頃からお客さまからいただいた声をメモしておく、といった習慣をつけておけば、販促チラシに大いに活用できます。
5.技術のこだわりを伝え、他の美容室との差別化を図る
チラシにはお店のコンセプトやこだわりを載せますが、その際に、店作りや心がけだけでなく、技術に関係することも合わせて訴求しましょう。
海外に毎年研修にいき腕を磨き続けている、クセ毛を活かすカットを追求している、などのカットテクニックに関するこだわりはもちろん、あなたの美容室が導入している最新のマシンや店販品も魅力になりえます。
スタッフと技術力をアピールして、お客さまの不安を取り除く
来店前であっても、お客さまの不安を取り除けるチラシが、集客効果の高いチラシです。
初めての来店に不安はつきもの。想像と違った髪型になっても、髪はすぐに伸びてくれません。だからこそ、お客さまはお店選びに慎重になっているのです。足取りを軽くして来店してもらうには、望む髪型にしてあげられる技術を持ったスタイリストがいる美容室です、とチラシで伝えることが大切。
チラシのデザインや配り方に力を入れているのに、今ひとつ振るわないときこそ、チラシの内容を見直してみる絶好の機会です。
スタッフと技術力、どちらかが載っているチラシはよく見かけますが、2つは噛み合ってこそ、最大限に効果を発揮するもの。スタッフは紹介されているが、経歴が一切不明ではお客さまは安心できません。しっかりとスタッフ、技術力ともに載せて、集客を一気に加速させましょう。
2015年10月2日|美容院のチラシ