新規客を増やす美容室のポスティングのコツ
そろそろ髪を切ろうかなと考えていた時に、たまたまポストを覗いてみると美容室のチラシが入っていて、お得な割引などしていたら…「行ってみようかな」と興味をもったことってないですか?
美容室にとって、ポスティングチラシはこのような見込み客にアピールできる広告媒体の一つです。新規集客に効果的ですが、配布作業が大変なのも事実。せっかく汗を流してポスティングするなら、より良い反応があった方がいいですよね。そこで今回はポスティングのコツと、あると便利な道具を調べました。
1.チラシの反応率と配布回数
まず近隣地域の反応率を知りましょう。チラシの反応率とは配った枚数に対してどのくらいの反応(ご来店やお問い合わせ)があったかということです。一般的に言われる反応率は0.1~0.2%です。1000枚配って3件反応があれば反応率が良いといえます。
反応が良ければチラシの枚数を増やし、悪ければ地域を変えたりキャッチコピーを変えたり、配る時間を変えたり工夫してみましょう。ただし、1回配っただけで判断するのは禁物。同じ地域に最低3回は配ってみると、「この地域ではこの時間帯でこのキャッチコピーでは反応がなかった」「この地域では30代女性の反応が多かった」など、推測できるデータをとることができます。地域によってどんなチラシにどのくらいの反応が出たかを調べておくと、次のポスティングに役立ちます。
2.第一印象を良くするポスティング
ポスティングチラシはデザインだけにこだわりがちですが、配布の仕方にもあなたの美容室の印象をグッとよくするコツがあります。
チラシの向きに気をつける
人がチラシを読むか捨てるか判断する時間は1秒未満です。ポストに投函する時に広告の向きを意識し、手に取った時にキャッチコピーが見えるようにしましょう。捨てるとしても、素早く判断できると不快感を減らすことができます。
投函口にチラシを挟まない
チラシを投函口に挟み込んで入れると目立ちますが、配った時に晴れていても雨が降ると濡れてしまいます。また中の郵便物まで濡れると、迷惑になってしまいます。
配布してはいけないポスト
「チラシ不要」など書かれている家やマンションには入れないように注意しましょう。クレームの対象になります。ただし、管理人さんのいるマンションでは声をかけると、許可がでることも多いです。
庭や敷地内には入らない
家の敷地の中にあるポストに注意。勝手に入ってしまうと住居侵入罪になります。
さわやかなあいさつを
ポスティング中に出会う人はすべて、あなたの美容室のお客様だと思ってください。ポスティングしていることを伝え、しっかりあいさつをすると好印象です。その際お店の宣伝はさらっと伝える程度に控えましょう。
3.ポスティングの時にあると便利な道具
『肩かけカバン(黒っぽいもの)』
リュックより肩掛けかばんの方が片手で配布できてスムーズです。またチラシのインクがついてしまうとなかなか落ちないので、黒っぽいカバンがおすすめです。
『指サック』
何百枚と配布していると、指の水分が減ってカサカサになりチラシが掴みにくく、ケガをしやすくなります。美容師にとって手は大事にしたいですよね。そこで便利なのが指サック。指の大きさに合う厚手のものがベストです。勢いあまってポストの中に落としてしまわないようにしましょう。
『配布する地域の地図とペン』
ルートを決めて配布していくと2重配布や配布もれを防ぐことができます。通った道に色を付けていくと把握しやすくなります。通ったルートを示してくれるアプリを使っても便利ですね。
4.ポスティング業社に頼む場合
ポスティングチラシではクレームがつきもの。例えば「配布禁止と書いているのに配布された」「雨で郵便物が濡れた」などのクレームが多いです。ポスティング業者では配布禁止登録をして以降配らないように徹底してくれたり、お詫びや回収など代わりに対応してくれるところもあります。
クレームが心配なら、対応のしっかりしている業社に頼むのもおすすめです。業社を選ぶ時はスタッフの管理体制や報告がしっかりしているかも調べてみましょう。またポスティング業社によってはたくさんのエリアデータ活かしたポスティング(セグメクト配布など)を選べるところもあります。反響率をアップしたいなど相談してみましょう。
5.近隣地域をターゲットにした美容室にはポスティングが最適
狭い範囲に大量に配ってアピールできるポスティングチラシは美容室に向いている宣伝方法です。ルールを守ったポスティングと丁寧な挨拶で、近隣地域のお客様にあなたのお店をアピールしましょう。
2017年10月6日|美容院のチラシ