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美容室のチラシ写真をもっとキレイにする3つのポイント

チラシのイメージを大きく左右する写真。スタイル写真はもちろん、店内の雰囲気やスタッフの顔などを伝えるためには欠かせません。画面上ではキレイに見えていたのに、印刷すると写真がモザイクがかかったような仕上りになってしまったことはありませんか?
これは適切なサイズの画像を使っていなかったから起こったことです。少し気をつけるだけで写真はぐっとキレイになり、チラシのクオリティもアップします。

1.「画像解像度」を知って、もっとキレイな仕上がりに

写真をキレイに表現するために知っておきたいのが「画像解像度」です。
画像解像度とは、画像の密度のこと。1インチ四方に並んでいるピクセル(色の点)の数が多い=解像度の数値が高いほど、画像はきめ細かくなります。dpiという単位を使い、1インチ内に10ピクセル=10dpi、50ピクセル=50dpiと表します。下の3つの画像を比べてみましょう。

美容室のチラシ写真をキレイに

1インチを10に区切った10dpiは粗さが目立ち、50で区切った50dpiでも、まだフチがギザギザになってしまいます。一方300に区切った300dpiはとてもキレイに見えます。印刷では、300~350dpiの画像解像度が必要です。

2.カメラの設定を確認してみよう

ぜひ一度、お手持ちのカメラの設定を確認してみてください。カメラの画像サイズがdpiで確認できない場合はピクセル数を見てみましょう。A5やB4などリーフレットやチラシに多いサイズに必要なピクセル数は以下の通りです。
※写真の大きさごとに必要なピクセル数
A5サイズ(148×210mm)の場合 2122×2976pixel
B5サイズ(182×257mm)の場合 2591×3624pixel
A4サイズ(210×297mm)の場合 2976×4175pixel
B4サイズ(257×364mm)の場合 3541×5016pixel

撮影する際はこちらのサイズを目安にします。用途がポスターなどサイズの大きなものの場合はさらに大きなサイズ設定が必要です。
解像度は小さくすることはできますが、一度下げると大きくすることはできないのでご注意を。印刷サイズが決まっていない場合や、不安な場合は少し大きめに設定するとよいでしょう。

3.ホームページと印刷物は別と考える

スタイル写真などを「お店のホームページからとってください」と言われることがよくあります。しかし、web上の写真をそのままチラシやポスターなどの印刷物に使うと、サイズが小さいためギザギザになってしまいます。ホームページ上ではちょうどいいサイズでキレイに見えてるのに、なぜ印刷物では粗くなってしまうのでしょうか?
パソコンのディスプレイの解像度は72dpiで表現されているため、小さいサイズの画像でもキレイに表示されます。一方印刷物は解像度が300~350dpi必要でしたね。前述の通り小さくした解像度から大きな解像度への変更はできないので、ホームページ上の画像をそのまま使うと粗くなってしまうのです。

Web上とチラシでの写真の差

少し手間に感じるかもしれませんが、印刷物には撮影した元データを使うようにしましょう。カメラマンさんに撮影をお願いした場合は、元データをもらい保管しておくことを忘れずに。

キレイな写真で目をひくチラシに!

今回ご紹介した3つのポイントをおさえておけば、撮影したキレイな写真を活かしてチラシを作ることができます。「写真に自信がなくて…」という方はプロのカメラマンさんに撮影をお願いするのが一番。サイズの心配もいりません。自慢のベストショットを使ったチラシなら、きっと集客につながります。すてきなチラシを作ってください!

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