フォントでこんなに変わる、美容室のチラシ
自分なりに苦労しながらせっかく作った美容室のチラシなのに、なぜか安っぽく見える…なんてことありませんか？もしかしたら、チラシのフォント（書体）をイメージと合わないものにしてしまったからかもしれません。
チラシやリーフレットを作る際にこだわりたいのが文字の形＝フォント。実は、使うフォントを変えるだけで、高級感を演出したり、親しみやすくなったりとチラシの印象はがらりと変わります。適したフォントを使うと読みやすさがアップし、お客様に必要な情報もきちんと伝わります。
フォントは、チラシのなかでそれほど大切な要素。それぞれの特徴を知って、より伝わりやすいチラシを作成していきましょう。
代表的な2種類のフォントを使い分けるだけ
日本語の代表的なフォント（書体）としてゴシック体と明朝体の2つがあります。
ゴシック体
縦横の線の太さがほぼ均一で直線的な形をしており、「カジュアル」「男性的」「力強い」印象を与えます。小さい文字になっても読みやすいので、説明文などに使われることも多いフォント（書体）です。縦組みでも横組みでも使いやすくなっています。
明朝体
縦の線が太く横の線が細い形が特徴的。筆で書いたような「とめ」や「はね」、「はらい」が見られます。「フォーマル」「女性的」「洗練された」といった印象を与えられるので、美容室やネイルサロンのチラシにもよく使われています。縦の線が太いため、縦組みの方がより読みやすくなります。
例えば写真の上に文字を入れた場合について具体的に説明しましょう。
ゴシック体の方がカジュアルで親しみやすいお店に、明朝体の方が高級感のあるお店に見えませんか？このように同じ情報でも、使うフォント次第で違った印象になることがわかります。
フォントが変えるチラシの印象：決め手はサイズと太さ
また、文字の太さやサイズによっても与えるイメージは変わってきます。
同じゴシック体でも太ければインパクトは大きく、よりカジュアルな印象に、細ければ洗練された印象になります。太い文字は長文になると読みづらくなりますので、説明文など文字量の多い箇所では細いものを選びましょう。
フォントは表現したいイメージに合わせたものを選ぶことが大切です。
標準的なフォントだと寂しく感じてしまい、ついつい装飾されたデザインフォントを使いたくなる方が多いのですが、チラシやリーフレットを読みやすくキレイにまとめるためには、ゴシック体か明朝体のどちらかをメインにすることがお薦めです。使うフォントの種類を絞ることですっきりとしたセンスの良いチラシに仕上がります。
神は細部に宿る：最後まで気を抜かない
その他、文字の色や文字間の広さ、ゴシック体や明朝体の種類によっても見え方が大きく変わってきます。チラシを作るときに全てを考慮するのは大変だな…という方、おまかせください。「全体的に大人の女性らしいイメージで」「ここを目立たせたい」「ここをもっと読みやすく」などのご指示を頂ければ、場面に合ったフォントを弊社で選択いたします。
あなたが作るチラシは、数ある美容室のなかからお客様にあなたの美容室を選んでいただくためのもの。お客様は感覚的に善し悪しを判断し、予約を入れる美容室を選択します。それだけにほんの少しのことまで手を抜かず反応の良いチラシづくりを極めたいですね。
2016年2月29日｜美容院のチラシ
