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クリーニング経営コラム

クリーニングの経営について考えるコラム

クリーニング業の参考になる飲食業の大量閉店

ここ最近気になることのひとつに、飲食業のフランチャイズ店が大量に閉店に追い込まれていることです。業績の低迷によるものですが、その大きな原因が午後12時から1時を中心としたランチ対応です。男性はボリュームを期待し、女性は味を期待します。ここを上手に取り込めるかどうか。

これはクリーニング業の繁忙期と似たところがあります。クリーニング業の繁忙期という有難い約3カ月の期間が毎年必ずやってきます。ここを取り逃がすと1年間どうにもなりません。同じようにランチタイムに焦点をあてる飲食店もここを逃すと厳しい業界ですので閉店に追い込まれます。

例えばある飲食チェーン店はお客様から注文をいただいてから作って提供することを売りにしていました。しかしこれでは新鮮ではあるのですが、時間がかかり過ぎます。1時間前後という昼のランチタイムでは、手作りですので大量に作ることができません。お客様のなかには急ぐ人もいますので、自然とお客様は離れていきます。

クリーニングでも、高品質を追求して手間をかけると繁忙期という限られた期間内では生産が間に合いません。そうこうするとお客様も離れま

次に価格ですが、お客様に満足していただくため飲食業では少し高めに設定することが多く、経営も厳しくなると安く売る訳にもいきません。高めに価格を設定しますと、お客様の期待は多種多様になります。味の良いものを、ボリュームがほしい、そしてお店の高級感もほしいなどです。これらを満足してもらえないとお客様は離れます。

クリーニング業も同じことが言えます。飲食業は本当に参考になります。その飲食業が今、厳しい局面になっています。結局お客様のニーズを取り込めるかどうかです。たとえば価格を少し高めに設定すると、お客様の期待は想定以上に高くなり、また技術があってそれをどんどん使ってもお客様はそこまで期待していないことがあり、どのあたりまでするかの見極めを間違わないことです。

2019年6月18日

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